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よちよち歩きの赤ん坊が突然ボテッとこけて「わーっ!」と泣き出した時、周りの大人が赤ん坊の顔を覗き込んで面白い顔をしたり、いないいないバーをしたりするのを見たことがある人も多いだろう。赤ん坊はしばらくはこけた驚きと痛みで涙を流しているけれど、すぐにニコッとして、けらけらと笑い出す。

赤ん坊は、体の痛みや驚きよりも、目の前の楽しい顔に興味をそそられているのだろう。一旦目の前の楽しいことに集中しだすと、それまでの嫌なことは頭から離れてしまう。そして一度笑い出すと、気持ちも楽しくなって気分もよくなる。

でも、高校生が歩いていてこけて泣きそうになっているとき、周りの人が顔を覗き込んで面白い顔をしたり、いないいないバーをしたりするのは見たことがない。また、中年のサラリーマンが人生でつまづいたときに、周りの人が顔を覗き込んで面白い顔をしたり、いないいないバーをしたりするのも見たことがない。

何故だろう。

赤ん坊がこけて泣いているときに、面白い顔を見たりいないいないバーを見たりすると泣き止んで、楽しくなって、気分がよくなるのなら、高校生でも中年でも、こけたりつまづいたりしたときに、周囲の楽しい出来事に影響されて、笑い出し、楽しくなることもあるに違いない。人間歳をとっても基本的にはそんなに変らないと思う。

だから、高校生になっても中年になっても、こけたりつまづいたりしたときに、周囲の楽しいことに目をやって、それまでの嫌なことを頭から追い出し、楽しくなって気分がよくなるようにすればいい。さすがに、周りの人は面白い顔をしたり、いないいないバーをしたりはしてくれないけれど、自分で面白いことを見つけたり、いないいないバーに相当する楽しみを探したりすることはできる。そして、笑顔になって、それまでの嫌なことを忘れてしまうこともきっとできる。

もしも周囲に楽しいことが見つからなければ、とりあえず赤ん坊のように、ニコッと笑ってみるのもいいだろう。人間、笑うと気持ちが弛緩する。そして泣きそうだった気持ちに歯止めがかかる。どうやって笑えばいいのかわからないなら、いっそうのこと、鏡に向かって自分で面白い顔をしたり、いないいないバーをしたりしてみるといい。そのバカらしさについ笑ってしまうだろう。そして気持ちが弛緩して、泣き顔が笑い顔に変わる。