以前にブログでも書いたけれど「シリーズ・留学を考える [３] – 出会う人を変える意味」、留学では、日本と違う人と出会うことで、自分との違いを発見し、それを受け入れ、理解し、認め、そして「違い」は人間関係には大きな問題ではないことに気づき、同じ人間であることを発見する。また、新しく出会った人の生活の中に入っていき、生活スタイルの違いに気づき、それを受け入れ、お互いを理解して、全ての人が快適に暮らせるように、長くうまく毎日やっていくという経験をする。

そう考えると、留学に限らず、十代や二十代のときに、どれくらいいろんな人と出会うかで、経験の量と質が変わり、その経験からいろんなことを学び、成長をすると言える。

いろんな人に会うことで、世の中には自分が想像もしていなかったような人がいて、自分よりもはるかに力がある人がいて、自分とはまったく違う人がいることを理解し、受け入れる。

そうであるならば、できるだけいろんな人とたくさん出会うのがいいだろう。

「そうはいっても、今すぐに自分がいる場所を出ることはできない」とか「私は引っ込みじあんだから」とか「出会いたいとは思ってもそんな機会がない」とかおっしゃるかたもいるだろう。

でも今は、ネットがあるから、今いる場所で、自分の全てを出さずに、いつでもいろんな人と出会うことができる。

中学高校留学生を見ていても、学校ではあまり友達はいないけれど、ネットで世界中のたくさんの人と会話をしているという人もいる。英語ができる留学生ならなおさらだ。

もちろん、ネットは全てが安全なわけではないから、リスクもある。けれど、だからといって何もせずにじっと黙って一人で家にいても誰とも出会うことはできない。

だったら、ネットのリスクも理解したうえで、自分をマネージメントして、いろんな世界とつながってもいいのではないだろうか。

もちろん、リアルの世界で、場所を変えたり、積極的に動いたりすることで、どんどんいろんな人と出会ってもいい。

そこから、いろんなことを感じ、考え、そして成長していくのだから。

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