親ばかでいいではないか

ニュージーランドの親を見ていて感じるのは、とにかく子どもを褒める。

自分の子どもの話をするとき、「うちの息子は数学は得意で、スポーツも地域の大会で1位になったんです」などと言う。聞いている他の親達も、「それはすばらしい!」などと言う。

その上よく、「I'm very proud of her/him」などとも言う。しかも本人の目の前で言う。

ニュージーランドで暮らし始めた当時はかなり違和感があったけれど、今では私も自分の子どもを褒めるし、他の親がどれだけ褒めていても、「すごいお子さんなんだなぁ」と素直に感じる。

子どもを褒めると、特に本人の前で親が褒めると、子どもの自己肯定感がかなりあがるように思う。また、親子の関係にもいい影響を与えると思う。

確かに、褒めてばかりいると、甘えが出るとか、できないことができるようにならない、ということもあるかもしれない。

でも、少なくとも人前で親から褒められると、子どもはうれしいし、「親は自分のこんな部分もきちんと見てくれているのだ」と感じるだろう。そのプラスの部分だけでも、褒める価値は十分あると思う。

日本で親が子どもを他人の前で褒める時には、「親ばかで申し訳ない」などと言う。でも親ばかで全くかまわないではないか。そもそも親は子どもに対して冷静で客観的な評価をするのは難しいだろうし、ほとんどの親は子どものことを好きで好きでたまらないのだ。

もっとこんなこともできてほしいという願いもあるだろうけれど、本当は今持っているいいところをどんどん伸ばしてほしいのだ。

多くの親は時間があれば子どものことを考えているだろうし、成長していくのを楽しみに生きている。一言で言えば、親ばかな親がいるのではなくて、親はみんな子どもに対してバカになっている。

だから、親ばかで申し訳ないなどとエクスキューズしなくても、どんどん人前で子どもを褒めればいいのだ。

一度、本人に向かっても人前でも、とにかく子どもを褒める、というのを1ヶ月くらい続けてみるのはどうだろう。それで子どもがどんな変化をするか、親子関係がどう変わるか、そして親自身の気持ちや態度がどうなるのか。

子どもが小中高校生の間に、一度やってみる価値はあると思う。

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