ここぞという時に力を発揮する

たくさんの留学生を見ていて、たまに感じるのは、ここぞというところで力を発揮できる人がいる、ということだ。

語学留学生や高校留学生の中には、IELTSやTOEICという英語の試験を受ける人も多いけれど、普段の英語力を数時間の試験の間に出せる人とそうでない人がいる。普段の英語力を見ているとあまり力の差はないような留学生達が一緒に同じ試験を受けても、大きなポイントの差がでることがある。

まあ、試験の結果には運もあるけれど、試験の後に聞いてみても、「うまくいきました」という人と「緊張して力を出せませんでした」という人がいる。

また、スポーツなどでも、特にここだけは負けられない大一番の試合で、大活躍できる人とそうでない人がいる。今年の短期ラグビー高校留学生の中にも、初めて出た試合で大活躍して、その後の人生が変わった人もいる。

先日のニュージーランドの全国高校ラグビー決勝戦でも、ロトルアボーイズハイスクールのキャプテンIssac Te Aute選手が、50メートル以上を独走するトライを決めた。彼は、それまでにもチーフスエリアの高校代表にも選ばれていたし、セブンズのラグビーのナショナルチームにも選抜されることが決まっていた選手だけれど、決勝戦での彼のこの独走トライは、ここぞというところで大きな力を発揮できる彼の能力を、ニュージーランド全国民に知らせることにもなった。

留学生に限らず、大人でも子どもでも、ここだけは力を発揮するべきところだ、という機会は必ずある。そこで、Issac選手のように、期待される以上の大きな力を発揮する。そんなことができるようになることを一つの目標にしてみるのもいいと思う。

Issac Te Aute選手の決勝戦での独走トライ
https://youtu.be/ShjSHyPT7sA?t=11m5s

このトライの様子は、ニュージーランドのTV ONEのニュースでも取り上げられた。
https://www.tvnz.co.nz/one-news/sport/rugby/-one-of-the-best-tries-you-ll-see-rotorua-teen-bolts-into-all-blacks-sevens-camp-q09548.html?autoPlay=4469368898001

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