まだ子どもだからという甘え
仕事柄よくニュージーランドの学校に行く。弊社には高校留学生も多いので、学生や先生達に会いに、現地の高校をたびたび訪問する。
私が一人で高校の中を歩いていると、現地高校生の中には、にっこり笑って「ハロー」と言ってくれる人もいるし、建物の中に入ろうとしてドアを開けようとしたら、ドアの向こう側から来た学生が、ほぼ例外なくドアを開けて先に通してくれる。そしてその時も、私の顔を見てにっこり笑ってくれる。
どの高校でも、大人をリスペクトする態度が徹底して指導されていることを感じる。もちろん、中には言うことを聞かない学生もいるのかもしれない。でも、私が仕事で訪問する高校では、まず間違いなく全ての学生が、上記のような態度で接してくれる。
おそらく、「私は高校生だから、大人には甘えてもいいんだ」という子どもじみた考えを持っていないのだと思う。甘える態度というのは、大人に依存するような態度だけではなく、礼儀を守らないとか、態度が悪いとか、相手をリスペクトしない、などというのも、「自分は高校生だから、大人に対してはまだ子どもでいていいのだ」という気持ちから現れる甘えた態度だ。
そんな甘えを、ニュージーランドの高校生達からはほとんど感じない。ニュージーランドの高校の中を歩いていると、高校生達が大人になって社会に出た時に求められるのと同じ態度で接してくれる。
そして、そんな現地学生達の中で学校生活を送っている高校留学生達も、彼らからいろんな影響を受けているだろう。
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