中学高校留学生は早めの進路相談を

弊社では長期の中学高校留学生には、必要に応じて進路相談も行なっている。

毎年年度の初めにゴールセッティングをする時に、卒業後の進路も考えてもらい、それを見ながら進路相談をする。

基本的には、日本の高校2年生にあたるYear 12の学年が終わる前には、ある程度卒業後の進路を決めて、Year 12が終わって日本に一時帰国している時に、留学生とご家族で話し合って、日本でも情報を収集してもらう。そして日本の大学に進学する人は、できれば一時帰国期間中に志望する大学を見学をすることを勧める。

なぜなら、Year 13在学中にはもう、日本の大学の出願が始まり、多くの人は8月から11月頃にかけて受験をして、卒業後の進学先が決まる。だから、Year 12が終わった時の一時帰国は、進路が最終決定する前の、最後の家族での話し合いの時間になるからだ。

ニュージーランドの大学やポリテクニックへの進学を考えている人は、 もう少し早めの準備が必要だ。留学先の高校で一定以上の単位を取得する必要があるからだ。

また、ニュージーランドの大学進学の最低基準であるUniversity Entrance(UE)の単位を取得せずに、ポリテクニックやファウンデーションコースなどに進学を希望する場合は、IELTS などの英語の試験を受験して、入学基準を満たす英語力を示す必要がある。

だから、ニュージーランドの大学やポリテクニックを志望する留学生は、日本の大学のような入学試験準備は不要だけれど、Year 11の頃から2~3年かけて、どの科目のどの単位を取得するのかをきちんと考えて、計画を立ててコツコツと単位を取得していく必要がある。

日本の大学に進学するにせよ、ニュージーランドの大学のポリテクニックあるいは専門学校に進学するにせよ、あるいは、他の進路に進むにせよ、留学生であっても、やはり早め早めの情報収集と準備が必要だ。

そのために弊社では、今までの留学生の進路や、現時点での最新の情報を活用して、中学高校留学生への進路相談を行っている。

やはり、知識と経験がある人に早めに相談をしながら、卒業後の進路について時間をかけてゆっくりと考えて、正確で最新の情報を集め、対策を立てて、それを実行していくことが、高校留学生にとっても必要だと思う。

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