明日の今頃はやってこない
留学に出発する時、「明日の今頃は、もうニュージーランドだ」などと思う。
そしてその明日になって、ニュージーランドにきて、ホームステイに到着する。
そうすると、昨日のことがなんだか夢の中のようで、遠い昔の感じがして、目の前にあるニュージーランドの生活に身体ごと包まれる。
昨日考えていた「明日の今頃」は、「今日」になって、「今」になって、現実になって、それを身体全体で感じて、その中で生活していく。
結局、「明日の今頃」なんて想像の中にしかなくて、明日になればそれは当然今日で、現実となり、その瞬間にしか生きていけない。
1日が24時間で同じ数字が毎日繰り返されるから、なんとなく同じ「時」が毎日訪れるように錯覚するけれど、時間はぐるぐると回っているのではなくて、ものすごいスピードでどんどん後ろに流れて行き、今日の今と明日の今頃は全く違う「時」で、同じ「時」はもう二度と戻ってこない。
明日の今頃なんていうものが絶対にやってこないのなら、今この瞬間に集中して生きるしかないだろう。
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