子どもを過小評価してはいないか

私もそうだけれど、親として自分の子どもを見ていると、どうしてもよくない部分が目についてしまう。

そしてその目についたよくない部分については必ず子どもを叱る。たまには後から指摘していろいろ言ったりもする。

でも、人間誰でもよくない部分もあれば、いい所もたくさんある。そして、いい所を褒められるとうれしいし、気分もよくなるし、やる気も出る。

それは大人ならよくわかっていて、自分の子どもではなく、友達や同僚、部下や知り合い、その他自分が接するほとんどの人に対しては、良くない部分を叱ったり指摘したりせずに、いい所を褒める。そうすることで、人間関係もうまくいく。

だったら、自分の子どもに対してだけ、なぜ良くない部分ばかり目について、いつも叱ってばかり、注意してばかりいるのだろうか。

もちろん、親がきちんと子どもを叱ることで、子どもは成長する。適切なタイミングで適切な頻度で適切な方法で叱ることは絶対に必要だ。

でも、よくない部分が目についたらいつも叱るとか、今はきちんとしているのに以前にあったことを指摘していろいろと言うとか、それでは逆効果なこともあるだろう。

いつも子どもの良くない部分ばかりに目を向けていると、知らず知らずのうちに子どもを過小評価しがちになる。自分の子どもはこんなことも、あんなこともできない、と思ってしまう。そして、いつも子どもを叱ったり、良くない部分を指摘したりするようになってしまう。

私自身の反省も込めて、たまには自分の子どものいい所だけをしばらくの間見てみて、思い切り褒めてやるのもいいのではないかと思う。1ヶ月くらいそんなことを続けていると、今まで自分が子どもを過小評価していたことに気付いて、思った以上に、子どもは子どもなりによく考えてよくやっていることがわかるかもしれない。

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