オールブラックスが強いのは

ニュージーランドは言わずもしれたラグビー王国だ。

男子の国の代表オールブラックスは、4年に一度行われるワールドカップでここ2大会連続優勝しているし、女子も今年のワールドカップで世界一になっている。また7人制ラグビーでもワールドカップが開催されているけれど、男子女子とも、ニュージーランドがカップを保持している。その上、今年開催されたU20の男子World Championship でもニュージーランドが優勝して世界一になっている。

先日、日本でジュニアラグビーのコーチをしていらっしゃる方と、ニュージーランドのラグビーは何故強いのかという話をしていた。まずは文化としてラグビーが根付いていることがあるし、身体能力もある。そして、私がニュージーランドで留学の仕事をしていて感じるのは、ニュージーランドの教育の影響だ。

ニュージーランドでは、学校でも家庭でも、自分で考えて判断することが多くの場面で求められる。このブログでも何度か書いたけれど、ことあるごとに「あなたはどうしたいのですか?」と聞かれて、それに対して自分の考えをはっきりと述べる必要がある。

小学生の頃からずっとそんな環境で育っていると、知らず知らずのうちに、自分で考えて、自分で判断して、とりあえずその自分の判断に従って行動する、という態度になる。

それが選手としてのラグビーのプレーにも出てくるように思うし、コーチとしての指導にも現れるように思う。

実はニュージーランドはラグビーだけではなく、ヨットやローイング、マウンテンバイクやソフトボールなどのスポーツも世界レベルで強い。また、ロード・オブ・ザ・リングに代表されるように、映画などクリエイティブな分野でも世界的に有名だ。

それはおそらく、ニュージーランドの人達が、子どもの頃から自分で考える態度を身に付けていることが、少なからず影響していると私は思う。

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