モチベーションを持ち続けるためには

長期の留学で大切なことの一つに、モチベーションを持ち続けるということがある。

留学を決めて、準備をして、日本を出発し、ステイ先に到着して、留学が始まる。その間ずっと多くの人は、留学に対してモチベーションを上げてそれを維持して行くことができる。

でも、留学が始まって、生活に慣れ、楽しいことばかりではなく嫌なことやうまくいかないことが出てきたとき、それまで持っていた留学に対するモチベーションが一気に下がることがある。

モチベーションを持ち続けられないこと自体は、大人でも、留学以外でも必ずあることだ。でも、モチベーションが下がったときにどうするか。またもう一度モチベーションを上げてそれをできるだけ維持できるようにするにはどうすればいいのか。そこが難しい。

親御さんや先生、コーチや我々現地サポートをする者は、モチベーションがなかなか上がらなかったり、モチベーションを維持するのが難しかったりする留学生に対して、何とかしてモチベーションをもう一度上げて、それを維持してもらうようにする。

多くの留学生達は、周囲の人達のサポートでモチベーションをもう一度上げることができるし、それをなんとか維持していくこともできる。

でも、モチベーションを上げたりそれを維持していくのは、結局本人なのだ。いくら周囲の人達が留学生のモチベーションを上げていこうと、言葉をかけたりしても、本人がそうしようと思わないとなかなかうまくいかない。

よく、先生が生徒に、コーチが選手に、親が子どもに、上司が部下に、モチベーションを「上げさせる」と言う。モチベーションを上げさせるのが良いリーダーだとも言う。確かに、先生やコーチ、親や上司の言葉や態度で、生徒や選手、子どもや部下のモチベーションが上がることも多い。

でもやはり、モチベーションは本人の内側から起こってくるものだから、最終的には本人にその意志がないと、うまくいかないだろう。モチベーションは、最後は本人が上げていき、持ち続けていくものなのだ。

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