できないところを指摘する

子どもを育てていると、よく「あっしまった。言い過ぎた。」などと感じることがある。

きちんと靴をそろえなさいとか、姿勢正しく座りなさいとかの作法について、また、人に何かをしてもらったら必ずきちんとお礼を言いなさいなどの礼儀について、あるいは、宿題を先にやってから遊びなさいとか、部屋を片付けなさいとか、年下の子には優しくしなさいとか。いろんなことを毎日毎日子どもに言って、ちょっと言い過ぎているのかもしれない、などと感じる。

例えば一週間、親が子どもに言っている言葉だけを正確に書き出してみると、ほとんどが、子どもができていない部分や足りない部分を探して、それを指摘して、時には叱っている言葉ばかりになるように思う。

親からそんな言葉ばかりかけられていたら、それは子どもはやる気がなくなってしまうし、親の言うことは適当に流すようになるだろう。大人でも、仕事で自分ができない部分ばかり指摘されたら、やる気もなくなるし、そんなことを言う人をうっとうしく感じるだろう。

親が子どものためと思って言っている言葉が、結局子どもに届いていないのなら、それを伝えようとする意味はあるのだろうか。子どもが少しくらい足りなかったりできなかったりした時、それを一々指摘する必要があるのだろうか。

それならもっと、子どもが熱中してやっていることや、一所懸命取り組んでいることをピックアップして、一緒に楽しんだり、そこを引き出してやるほうが、子どものためなのではないか。

不足している部分やできない部分を指摘するのを一週間だけでもやめてみると、子どもも少し変わってくるかもしれない。

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