ニュージーランド現地無料留学エージェント

少し前の話になるけれど、マオリの友人家族の家に久しぶりに遊びに行くと、見知らぬ若いフランス人女性が一緒に暮らしていた。

この人はどうしてあなたの家で一緒に暮らしているの?と聞くと、友人は少し長い話をしてくれた。

友人家族がロトルア近郊のホリデーパークにキャンプに行ったとき、そのツーリストのフランス人女性とその友達も同じキャンプ場に泊まっていたそうだ。もちろんその時まで一切面識はなかった。その女性達はほとんどお金を持っておらず、せっかくの旅行なのに行くところもなく、暇そうにしていたと言う。

友人は彼女たちといろいろと話をして、結局一人を家に泊めることにしたそうだ。

その話を聞いたとき、「なんだそれは」と思った。ホリデーパークで出会った見ず知らずのフランス人女性を家に泊める?しかも期限無し?そんなことをする人はなかなか見たことがない。

でも、そのフランス人女性はとても喜んで、友人宅では夕食を作ったり、子ども達にフランス語やフランスの歌を教えたり、家族でホームパーティに呼ばれたときは一緒に参加したり、まるで親戚のお姉さんのような関係を作っていた。

私もあるお宅のホームパーティでそのフランス人女性と一緒になったけれど、彼女はなんだかうまく溶け込んで、みんないつも通り楽しい時間を過ごした。

友人はその女性に仕事を紹介したりもしていた。

しばらくして女性は友人宅からまた旅に出ていったけれど、彼女のことは、友人家族も私達もとてもいい想い出として残っている。

その友人は、なぜそんなことができるのだろうか。やはりそれは友人がクリスチャンであることが大きな理由なのだろうと思った。隣人愛とか、汝の敵を愛せとか、そんな言葉をよく聞くけれど、誰にでもためらいなく愛を注ぐというその態度は、キリスト教の教えを身に付けている友人だからこそできたのだと思う。

日本からニュージーランドに来ると、ニュージーランドの人達の優しさに感激をすることがある。それは、ニュージーランドの人達の元々の気質もあるだろうけれど、根底にはクリスチャンとしての人生に対する態度もあるのかもしれない。