何でもオンライン

このブログでも何度か書いたけれど、ニュージーランドは日本と比べるとオンラインでできることが多いように思う。

例えば、学生ビザの申請も、紙の申請用紙に書いて郵送するという方法もまだあるけれど、ニュージーランド移民局はオンラインでの申請を強く勧めているし、弊社の留学生はほとんどみんなオンラインで申請をしている。

また、個人や企業が支払う税金も、ニュージーランドの税務署のサイトからオンラインで申請、支払いができるし、市役所に支払う駐車禁止の罰金も、オンラインでできる。

さらに、ニュージーランドでも有料の高速道路が3箇所あって、その支払いもオンラインで完了する。

有料の高速道路の2箇所は、ロトルアとタウランガの間にあるけれど、日本の高速道路のようにETCなどの個別のゲートは入り口にも出口にもない。だから、手前に表示はあるけれど、運転していてもいつの間にか高速道路に入って、いつの間にか下りている、という感覚だ。英語があまり読めない人は、自分が有料の高速道路に入ったことにも気付かないかもしれない。

では、どうやって有料の料金を支払うのかと言えば、オンラインで支払う方法が一般的だ。

高速道路の入り口と出口に、大きな一つのゲートのようなものが設置されていて、その上に設置されているカメラで一台一台のナンバープレートを読み取っている。日本で言えば、自動車ナンバー自動読取装置、いわゆるNシステムに近いイメージだ。

NZ Transport Agency のウエブサイトに行くと、Toll Roadsのページがあって、そこで、自分の車のナンバーを検索し、クレジットカードやインターネットバンキングなどのオンラインで支払うことができる。頻繁に有料道路を利用する人は、自分のアカウントを作って車のナンバーを登録しておき、プリペイドでお金を入れておくと、そこから自動的に料金が引かれていく。どうしてもオンラインで支払いができないツーリストなどは、ガソリンスタンドでも現金で支払いも可能だ。

日本でもETCができてから、入り口や出口のゲートで料金を支払う必要がなくなってとても便利になったようだけれど、やはりゲートの手前ではスピードを落とさなければならない。でも、ニュージーランドのToll Road のシステムだと、全くスピードを落とすことなく有料道路に入ってそして下りることができる。

Toll Roadsもそうだけれど、新しくできる施設や設備、サービスなどは、ニュージーランドではオンラインで支払いや登録をすることを前提に作られているものが多くなってきた。もはや、インターネットでの支払いは特別なものではなく、生活で必要なもの、生活する上での前提にまでなってきているように感じる。

NZ Transport Agency Toll Roads

キックオフNZのSNS