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少し前になるけれど、この人はすごい、と感じる高校留学生がいた。

高校一年生のときから、挨拶がきちんとできるのはもちろんのこと、周囲の大人ともうまくコミュニケーションが取れるし、ステイ先の部屋もきちんと片付いているし、生活態度も文句ないし、自分の目標に向かって自分自身を律して行動することもできるし、タイムマネージメントもできているし、いろんなことを聞いても自分の意見を持っている。そんな留学生がいた。

Year 13の時に日本から親御さんがいらっしゃって、夕食をご一緒させて頂く機会があったので、高校留学するまでにどんなことに注意をして子育てをしてきたのかを伺った。

お母様は、「できるだけ親が手を出さないようにしてきました」と即答された。そして、「手を出すのは簡単ですが、手を出さずに見守るのはとても難しかったです」と付け加えられた。

親として子どもを育てているといつも感じるけれど、ついつい子どもに手を出したり、口を出したりしてしまう。片付いていない子ども部屋を片付けたり、学校に持っていくものを準備してやったり、次の日の予定をその都度伝えてやったり、脱ぎ散らかした衣類を洗濯かごに放り込んでやったり、「宿題は出てないの?」「持って行くものはこれだけ?」「時間は大丈夫?」「先生にきちんと伝えたの?」など事前に何度も確認をする。

親としては良かれと思ってやっていても、それが習慣になってしまうと、子どもは「親がやってくれて当たり前」と思ってしまう。そして自分では何もやらなくなるし、事前に確認もしなくなる。

そしてそのまま大きくなって、結局自分では何もできない人間に成長する。

これは、言われてみるとよくわかるのだけれど、親として毎日子どもを育てているとつい手を出してしまう。なぜならその方が、親が楽だからだ。

手を出さずに見守るということは、いつまでも子ども部屋が片付かないということだし、学校に持って行くものを忘れるということだし、予定をすっ飛ばしてしまうということだし、脱いだ衣類がずっと散らかっているということだし、宿題をやらずに先生に叱られるということだ。

そんな状態は親としてはできれば避けたい。だから、ついつい手や口を出してしまう。

でも、長い目で見ると子どもにとってそれはプラスにならないだろう。例え失敗しても手を出さずに子どもが自分からやるまで待つほうが、子どもにとってプラスなるだろう。あるいは、子どもが自分からやるように動機付けをしてやるのが、親がやるべきことだろう。

とても難しいけれど、出そうになる手や口をグッとこらえて、子どもを見守ることも必要だ。