ネットなら言える

このブログをご覧頂いている皆さんも同じだと思うけれど、私も毎日のように、ネットのニュースやブログ、SNSなどを見ている。そんな生活がもう数年続いている。

そして、ニュースなどは別にして、ブログやSNSなどのコメントを見ていると、時々どきっとするものもある。簡単に人を罵倒したり、ものすごくネガティブな言葉を使ったり、明らかに書かれている相手は傷つくだろうという内容だったり、読んでいてあまり気持ちのいいものではない。

読んでいて気持ちのよくない書き込みは、小中高校生だけとは限らなくて、大人が対象のものでも見かけるので、書き込んでいる人の年齢は、おそらく10代から50代、ひょっとしたら60代以上の人もいるのだろう。

でもきっと、書き込んでいる人と直接会って話をすれば、そんな言葉は使わない。

では何故、面と向かっては使えない言葉を、ネットなら使えるのだろう。それが不思議でたまらない。

社会学者や心理学者なら、それなりの理由や現象を説明することができると思う。でもそんな説明を聞いてもなかなか納得できない。匿名だからとか、鬱積がたまっているからだとか、集団心理だとか、確かにそうなのかもしれない。けれど、ネガティブな、攻撃的な、読んだ人を傷つけるような言葉を、頭に思い浮かべるのと、実際に世界に向けて発信するのとでは、明らかに意味が違うことくらい、誰でもわかるだろう。それを簡単にやってしまうのは、一体何故なのだろうか。

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