留学生達の心の中
UenoT来年から新しく長期の留学をスタートさせる方、そして短期留学をすでにお申し込みいただいた方もたくさんいらっしゃる。ありがとうございます。
高校留学生や若い留学生達を長い間見てきて思うのは、大きなプレッシャーと孤独の中でみんなよく頑張っている、ということだ。
会った時にはいつも笑顔で話をしてくれる留学生もいるし、特につらそうな表情を見せない留学生もいる。また、学校の成績やスポーツの結果もよくて、何の問題もなく留学生活を送っているように見える留学生もいる。
でも、実際には、彼ら彼女らは、留学をスタートさせてからずっと、毎日毎日プレッシャーや孤独と戦いながら生活をしている。それを他人に見せるかどうかはまた別だし、人によって程度の差はあるだろうけれど、たった一人で親元や友達から離れて、言葉も通じず、文化も違う環境で生活をする時に、何のプレッシャーも孤独も感じない、という人はいない。
だから、そんな彼ら彼女らの笑顔や行動を見ている時には、その下に隠された留学生達のプレッシャーや孤独を、私達も感じようとしてみる。
私も日本からニュージーランドに移住してきた時には、知り合いもいなかったし、文化の違いも全く理解していなかった。今の留学生達と全く同じ気持ちになることはおそらくできないだろうけれど、生まれ育った場所を遠く離れて暮らす時の不安や戸惑いといった気持ちは、何となくは理解できると思う。
いつも笑顔で楽しそうであっても、つらそうな表情を見せることはなくても、目標に向かってどんどん進んでいるように見えても、留学生達は、心の中には、大きなプレッシャーと孤独を抱えていることを、いつも頭の隅に入れて、彼ら彼女らと接していこうと思っている。
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