2ヶ月間の過ごし方はとても大切
ニュージーランドの高校は四学期制で、12月で学年が終了する。
Year 9、Year 10 のジュニアと呼ばれる学年は12月10日前後まで授業があるけれど、Year 11、12、13の以上のシニアと呼ばれる学年は、11月第二週から全国統一試験が始まり、自分の試験科目が終了すると、そこから1月末まで長い夏休みに入る。早い人だと11月中旬には試験が終わるので、2ヶ月半の休暇だ。
そして弊社のほとんどの留学生達は、授業や試験が終わったら数日で日本に一時帰国するので、2ヶ月以上の休暇のほとんどは日本で過ごすことになる。
その2ヶ月余りの休暇の過ごし方は、次年度の留学生活に大きな影響を与える。
2ヶ月以上も日本で日本語で生活をしていると、英語を使う機会が極端に減り、英語で考えたり表現したりする時間も減るので、何もしなければ必ず英語力が落ちる。せっかく10ヶ月間英語漬けの生活をして来て、英語力がどんどん伸びてきていたのに、日本で休暇を過ごしている間にどんと落ちてしまうと、次年度2月から始まる英語漬けの留学生活が、とても大変で、いいスタートを切ることができない。
だから、日本にいる間にも、英語力をできるだけ落とさないようにしなければならない。
また、留学中に会話の力は伸びても、読み書きの力がなかなか伸びない留学生も多い。特に、留学一年目は、どんどん聞けるようになるし、話も通じるようになるので、ものすごく英語力がついたと感じる。もちろん聞く話すのスキルに限っていえば英語力はものすごくついているのだけれど、やはり一年目は読み書きのスキルまではまだ手が届かない。
でも、高校留学生は勉強が本業だ。勉強は聞く話す力も当然必要だけれど、読んで書くことで評価を得る機会もたくさんある。だから、2年目の留学に向けて、読み書きの力を2ヶ月間でさらに伸ばしてくることも求められる。学校の授業がない間に英語の読み書きの力をつけると、それだけキャッチアップもできる。
そして、ラグビー留学生などは、継続的なトレーニングをしないと、英語力と同様に力がどんどん落ちてしまう。だから、自分の課題を見つけて、2月からのラグビープレシーズンに向けて、しっかりと体とスキルを鍛える必要がある。
弊社の留学生の中には、一時帰国中に英語の学校に通う人もいるし、1月に英語の試験を受けることを決めて勉強をする人もいる。また、地元のラグビーチームに参加してトレーニングを一緒にする人もいるし、自分で計画を立てて練習メニューをこなす人もいる。
もちろん、帰国後すぐから毎日休みなく勉強やトレーニングをするのは、留学生達にとってはちょっと厳しすぎるだろう。長い留学の疲れを癒やす時間も必要だ。でも、来年からの留学にいいスタートを切りたいのなら、そして必要な単位を取得したいのなら、また、もっとスポーツで活躍したいのなら、各自必要な勉強やトレーニングをする時間を、自分で作ることが大切だ。
すでに一時帰国している留学生の皆さん、疲れが取れたら計画を立てて、来年の留学に向けてしっかりと準備をしてきてください。応援しています!
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