オークランドでばったり
日本の面積から北海道を除いたくらいの広さがあるニュージーランドの人口は年々増え続けていて、今は458万人くらいだ。
そのうちの4分の一ほどがオークランドで暮らしている。だから、イメージとしては、オークランドあたりにぎゅーっと人が集まっていて、他の町はゆったりしている。
オークランドシティの中心には、2つの大学に加えて、たくさんの語学学校やオフィスがある。また、大きなホテルもいくつもあるので、中心となるクイーンストリートには、留学生、観光客、現地の人達などがたくさん歩いている。
先日オークランドで2日間のワークショップを終えた後、ロトルアに戻る前に大学近くのカフェでランチをして、そろそろ戻ろうとクイーンストリートの大きなスクランブル交差点で信号を待っていた。ちょうど向かい側から日が差していて、渡ろうとする信号がよく見えなくて手をかざしていたら、突然日本語で名前を呼ばれた。
驚いて、声がしたほうを見てみると、3年ほど前にロトルアで語学留学を初め、その後オークランドの専門学校を卒業して今はオークランドで仕事をしている以前の留学生だった。
しばらく交差点で話をしていたのだけれど、私に時間がなかったので、「いろいろと話したいことがあるのでまたロトルアに遊びに行きます」と留学生が言ってくれて、そこで別れた。
ランチが終わった後、私がコーヒーを飲まなければ、また、カフェから別の道を通っていれば、あるいは、スクランブル交差点の別の角から渡っていれば、きっと会えなかっただろう。人口100万人以上の町で、偶然に以前の留学生とばったりと出会った。これも何かの縁だと思う。
彼がロトルアに来たら、またゆっくりと話をしたいと思う。
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