設定した目標に到達するためには

弊社では、長期の高校留学生には、ジュニアの学年の初年度の学生を除き、その年のゴールセッティングについて一人ずつゆっくりと話をする。

それぞれの留学生は、自分の将来についてじっくりと考えて、その将来の夢や希望、進路に進むために、この留学期間中、あるいは今年は何をすべきかも考える。そしてそれらの希望を聞きながら、我々スタッフと、留学生活で何をすべきかについても話をする。

留学生の中には、5年後、10年後の自分の姿をイメージして、そこから留学中のゴールや今年の目標を設定し、自分が今やるべきことをきちんと考えている学生もいるし、逆に、まだ将来の自分像が何となくぼんやりしていて「将来のことはわからない」という学生もいる。また、社会に出て仕事をすることに関してまだまだ情報が不足している学生もいる。

多くの学生は私たちと話をしながら、目標を設定して、それに向かって何をすればいいのかを考えることはできるけれど、それを実行できるかどうかは、やはり、それぞれの学生で異なる。我々と話をして作ったゴールセッティングで書いた目標を机の前に貼って毎日読みながら、その日自分でできるだけのことを実行している学生もいれば、自分で決めた目標の重みが実感できず、何となく時間が過ぎていく学生もいる。

留学生達を見ていて思うのは、目標に向かって日々きちんと計画通りに実行する人とそうでない人の違いは、やはり時間マネージメントの力の有無が大きいと思う。その日の授業が終わって放課後になって、目の前に自分が自由に使える時間があるときに、まず何を「実行」するか。そこが大きなポイントだ。

留学生の中には、決められた計画通りにすぐに行動する人もいるし、「とりあえず休憩」する人もいる。また、友達に誘われたら断れずに一緒に過ごす人もいるし、時間の使い方についてあまり何も考えていない人もいる。

計画通りに時間を使えない学生の多くは、「今日はとりあえず計画通りにできないけれど、明日からやろう」と思うようだ。でも、今日計画通りにできない学生は、まず次の日もできない。そうやって、一週間が過ぎ、一ヶ月、一学期、そして一年が過ぎて、あっという間に留学期間が終わってしまう。

ゴールセッティングの話を留学生とすると、しっかりとしたゴールの設定とともに、時間を自分でどうマネージメントするかという力も、とても大切だと感じる。

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