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Windows XP のサポート期間が終了した。私も含めてずっと長い間そして最近までXPを使っていた人たちにとっては、結構大きなニュースだと思うけれど、逆に「何それ?」と全く興味のない方もいるようだ。

ここに来て、こんなにも一般的に普及して、ある意味世界中のスタンダードになっているオペレーティングシステムを、実質使えないようにしてしまうマイクロソフト社にいらだっている方も多いだろうし、そのサポートの仕方に「マイクロソフトが何とかしろ!」と怒っている方もいるだろう。その気持ちもよくわかる。

けれど、マイクロソフト社に言わせれば、ずっと以前からサポート終了については告知をしていたし、準備期間は十分にあるので、それに対応するのはXPを使っている人たち自身だ、との主張だ。極端に言えば、サポートを終了せざるを得ないのだから仕方がないので、後はそれぞれで何とかやってくれ、ということだ。

こういう考え方は、日本で生活している人たちには理解しにくいのではないかと思う。日本では、いつまでもずっとサポートをし続けますという態度が求められるのだろうし、それが当たり前と考える方もいるだろう。一方マイクロソフト社の場合は、時間と選択肢を十分に示した上で後は「できないものはできない」としてしまう。ここが日本と考え方の異なるところだろう。

ニュージーランドで長く暮らしていると、多くのビジネスが同じような考え方に立って動いていることを感じる。簡単に言えば、商品やサービスを提供する側が、「できることはきちんとしますが、できないものはできないです」とお客にはっきりと伝える。日本での対応に慣れていると、そんなことを言われたときは最初「えっ?」と感じる。けれど、ニュージーランドではこれが当たり前だ。商品やサービスを提供する側とお客は対等で、その間には契約関係があるだけだ、という考え方が徹底されているのだと思う。

資本主義経済の「契約」の概念はもともとキリスト教の考え方から生まれた、という人もいるから、キリスト教の文化をきちんと理解していない日本人には、感覚的に受け入れるのはやはり難しい部分もあるのだろう。

まあでも、なんと言おうが、XPのサポートは終了してしまった。でも、まだ世界中でたくさんのXPコンピュータが動いているそうだ。