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インターネットに情報があふれ、いろんな人の意見を聞くことができ、いろんな場所でいろんなことが起こっていることを瞬時に知ることができるようになった。

私が子どもの頃は高度経済成長期で、日本列島が改造され、「欧米に追いつけ追い越せ」という一つのスローガンのもと、多くの人が「気楽な稼業」のサラリーマンで、残業して一所懸命働いて、ものの値段も上がるけれど給料もどんどん上がって、国の景気がよくなっていた時代だった。まさに古き良き時代だったと思う。

でも、今から考えてみると、「欧米に追いつけ追い越せ」の欧米ってどこ?追いつくって何がどうなること?などということをじっくりと考えている人は、ほとんどいなかったように思う。みんな、自分の目の前の仕事に精を出し、暮らしが豊かになっていくことを実感し、そこに幸せを感じていた、そんな時代だった。

今では、新聞やテレビは事実を100%伝えないということがいわば当たり前のことのように人々に認識されているけれど、当時は新聞やテレビや雑誌以外から情報を取りようがなくて、与えられた情報が全てだと、多くの人が思っていた。新聞やテレビの情報が間違っていようが、偏っていようが、目の前の暮らしが豊かになっていくことを実感できていれば、それでよかったのかもしれない。目の前の情報以外に、世界ではいろんなことが行われているなどということを、知らなくても幸せでいられた。

でも今は、嫌でも世界中の情報が入ってくる。新聞やテレビや雑誌だけではなく、いろんな人の意見を聞き、いろんな出来事をリアルタイムで知ることができる。

そうなると、「欧米に追いつけ追い越せ」などという一つのスローガンのもと、みんなが同じ方向を向いて一所懸命働くということは、難しくなるだろう。そのスローガン自体を疑う人も出てくるだろうし、世界では、全く違うことをして全く違う方向に進んでいる人がたくさんいることも、すぐにわかる。

だから、あふれている情報の中で、いろんな人の意見や現象を聞いたり見たりする中で、どの情報を選んで、自分はどう考えて、どこに向かって進んでいくのかを、一人一人が考えて行動しなければならない時代になっている。みんなと同じように考えてみんなと同じ方向に進んでいれば幸せになれる、という時代は、もうとっくに終わっている。

これからの時代を生きていく今の小中高校生は、大変だ。嫌でも入ってくる大量の情報を自ら取捨選択し、その情報を元に考えて行動しなければならないし、一所懸命考えて行動したからと行って、必ず幸せになれるとは限らない。そんな時代に生きている。

だからこそ、情報収集の仕方、取捨選択の仕方、その情報を元にした考える力、判断能力、そして行動する力、などをしっかりと身につける必要があるのだと思う。