日本とNZの高校の違い
来年2月からの弊社の長期高校留学のお申し込み手続きはほぼ終わり、今は皆さん、留学の準備を整えているところだ。
ニュージーランドの高校生活は、日本の学校生活と大きく異なる。いろんな違いがあるけれど、大きな違いの一つはやはり、自分でどんどんやれば先に進める、という点だと思う。勉強でもスポーツでも、日本のように足並みを揃えることはあまり大切ではなく、他人は関係なく自分でどれくらいやるのか、という点が重要だ。勉強でも得意科目はどんどん自分で勉強すればいいし、スポーツでも自分からコーチにいろいろと聞きに行けば、いくらでも教えてくれる。
逆に言えば、手を抜いたりサボったりしても、日本ほど厳しく言われることは少ない。学校や先生にもよるけれど、例えば、ラグビー留学生などは、自分で練習をしなければしないでかまわない。たまにコーチから「もっとウエイトをやって、下半身を鍛えたほうがいい」などとアドバイスを受けるが、それをやるかやらないかは本人次第だ。つまり、やらなければその結果は自分に返ってくる。一軍のチームに入りたければやればいいし、やらなければ希望のチームには入れない。ただそれだけだ。
足並みを揃えることを強制されることは少ないし、やるまで徹底的に指導されることもあまりないけれど、やらない分は自分に返ってくるし、その結果に対して先生やコーチは責任を取ってくれるわけではない。やらないなら自分自身にそれなりの結果が待っているだけだ、と言われる。だから、一見日本よりも自由で楽に思えるけれど、実はものすごく厳しい環境だ。
来年から長期で高校留学に来る学生は、「自分でどんどんやればどんどん先に進めるし、やらなければやらないでかまわないけれど、自分の行動の結果は自分で引き受けなければならない」ということを肝に銘じて、日本の学校生活との違いを覚悟して留学に来てほしい。
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