住む町で感覚が違う

先日、オークランドに行った。

オークランドには、高校生ツアーグループがいらっしゃったときに毎年1泊で滞在するので、久しぶりというわけではなかったが、いつもロトルアで暮らしていると、やはり違う街にやってきた、と感じる。

毎年高校生ツアーグループの皆さんと一緒に行くのは、クイーンストリートを中心に2~3時間うろうろとするだけだ。でも、昨年は、高校生ツアーグループの皆さんと別れた後、バスに乗ってオークランドの高校や語学学校に行き、今年は電車に乗ったり、フェリーに乗って移動してみた。

弊社が運営する留学生ブログ、ほんとの生活@ニュージーランドの今日のtamiさんの記事にも書いてあったけれど、オークランドはニュージーランドの他都市と比べて、バス網がしっかりと整備されている。また、最近は電車を利用する人も増えてきて、市内に地下鉄を建設しようという計画もあるようだ。そして港町オークランドでは、フェリーを通勤や通学に使っている人もいる。

そんなオークランドを、自家用車以外で移動してみると、やはりロトルアやタウランガなどの都市との違いを感じる。観光の人達が集まるクイーンストリートを中心とした地域からバスや電車に乗ると、違う街にショッピングモールがあって、近くに住む現地の人達が買い物に来ていたりするし、現地の人達を対象としたイベントが催されていたりする。おそらくオークランドの中心から車で30分程度のところに住んでいる方は、いつもは近所のショッピングモールで買い物をして、仕事などの用事がなければ、クイーンストリート周辺に来ることはほとんどないのだろう。

例えばロトルアだと、仕事もショッピングも街の中心に行く人がほとんどだ。最近は少しはなれたところにショッピングモールができつつあるけれど、そこから街の中心までは車で10分程度だ。だから、ロトルアの場合は、住んでいるところから仕事場や学校、ショッピングモールまでは15分以内という人が圧倒的で、通勤や通学は非常に簡単だ。

こうやって比較してみると、同じニュージーランドで暮らしていると言っても、オークランドと他の都市とでは、その生活感覚が大きく違うし、時間やお金に対する考え方や感じ方も変わってくると思う。

毎年オークランドに行くと、そんなことを感じる。

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