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Google Glass というものが、来年くらいには発売される予定だそうだ。

Google Glass は、簡単に言えば、眼鏡の右端に小さなカメラがついていて、人間が見ているのとほぼ同じ風景が撮影できるビデオカメラだそうだ。そしてカメラに加えてもう一つの機能があり、目の前にスクリーンを映し出して、撮影したビデオや写真を誰かと共有したり、テキストを送信したり操作することができるらしい。ものすごく簡単に言えば、携帯電話を小さくしてカメラの形にして眼鏡の端につけたようなものだと思う。操作は眼鏡の右側のフレームを指で触って行うこともできるし、音声で指示を出すこともできる。

Google Glass を使えば、人間が目で見ているような映像や写真を誰かに見せることもできるし、音声だけの操作で、今携帯電話で見ているような情報を目の前のバーチャルなスクリーンに映し出すこともできる。

だから例えば、スポーツ選手の目線で対戦相手を見ることができるし、芸術家の目線で創作活動を見ることもできる。それに、相手チームの情報をスクリーンに映し出して加えることもできるだろうし、芸術作品の創作過程を過去の情報とリンクさせながら見ることもできるだろう。

今まで見ることが難しかった視点からの動画を、様々な関連情報を加えながら見ることができるという点では、画期的な機器なのかもしれない。ただ、人間が見たままを動画として記録したりそのまま世界に公開することができるというのは、少し怖い気もする。Google Glass をかけている人が周囲にいれば、自分の映像がその瞬間に世界中に公開されているかもしれない。また、映画館や試験会場、職場や運転中などでの使用を制限するといった措置も必要になってくるだろう。

そしてもしGoogle Glass が一般に普及したら、使っている人が撮影した動画は、おそらく一旦Google のサーバーにアップされるのだと思う。それは、Google が世界中の人の日常生活を動画として収集し保存できるということだ。それも怖い。

「Google Glass をかけている人がいれば、自分は写らない様にすればいいんだよ」とおっしゃる方もいるかもしれない。でも、最初は「いかにもGoogle Glass」という形をしているのかもしれないが、何年か経てばイヤフォンくらいの大きさになって耳にはさんで使えるようになるかもしれない。音楽を聴いているのかGoogle Glass で撮影しているのかわからないくらいになる日もきっと来るだろう。そうなると、今の倫理や法律やルールではコントロールするのが難しくなるだろう。

でも、何年か以内には、Google Glass は日常生活に入ってくるだろう。今からGoogle Glass のある社会に対して準備をしておく必要があるのかもしれない。