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英語では自分のことを「I」という。

大人でも子どもでも、いつでも「I」だ。

それに対して日本語は、「私」「僕」「俺」「自分」「わし」「おいら」「わて」「うち」「小生」「あたい」「せっしゃ」「当方」「わがはい」「あちき」「あっし」「わらわ」「わたくしめ」などたくさんの言葉がある。そしてその言葉を多くの場合「相手と自分の関係によって」使い分ける。

ここが面白い点で、自分を表す言葉なのに、相手との関係によって使い分けるのだ。

大人になると上司に向かって「俺」とは一般的には使わないし、親が子どもに対して「私」と言うのはあまり聞かない。「お母さんはね」とかなどと、まさに子どもと自分の関係を表す言葉を使う。

英語が相手との関係にかかわらず「I」なのは、自分を表す言葉は相手との関係にかかわらず変わらない、という文化的背景があるのだと思う。自分は自分であって、相手がどうであろうと、「I」なのだ。

日本語で自分を表す言葉が相手との関係で変わるのは、「自分」というものが相手との関係でどこかが変わる、という文化的背景があるように思う。あくまでも相手との関係で自分が決まる。

ネットで表現をしている人の中には、自分のことを常に「おいら」とか「ぼく」と表現したりする人もいる。それは、ネットでは相手が不特定多数であるからかもしれないけれど、相手にかかわらず自分のことを固定的に表現しておく、という意図もあるだろう。自分は相手との関係で何かが変わることはない、という意思表示とでもいおうか。

常に誰に対しても「I」という英語と、常に相手をみて自分を表す言葉を選んで表現する日本語。大きく態度が違うそれぞれの言語を何十年も使っていると、その人自身の相手に対する態度も自然と変わってくるだろう。

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