RWC2019とにわかファン
ラグビーワールドカップ。昨日の日曜日の日本代表対南アフリカの試合をご覧になった方も多いと思う。
このブログでも何度か書いたけれど、このラグビーワールドカップの見所の一つは、日本代表がプールマッチを2位以上で通過してトップ8に入れるかどうかだった。そしてその日本代表は、プールマッチ全勝で1位通過した。
4戦全勝でトップ8に進んだ日本代表の5試合目準々決勝。南アフリカはやはり強かった。
でも、その南アフリカが、ノックオンなどのハンドリングエラーやペナルティも多かったのは、日本代表のディフェンスの速さやあたりの強さが原因だったようにも思う。
今回の日本代表の大活躍で、ラグビーワールドカップ自体が世界中で盛り上がったし、日本では普段ラグビーを見ない人達の注目を浴びた。いわゆる「にわかファン」と呼ばれる人達だ。
SNSなどを見ていると、「にわかファン」という言葉は最初、ラグビー観戦初心者で、ルールもあまりわからないけれど、なぜか盛り上がっている、という感じで使われていたように思う。けれど、試合に勝つにつれ、特にアイルランドに勝ったあたりから、「にわかファン」あっての盛り上がりになってきたと思うし、スコットランド戦に至っては、「にわかファン」が中心になって応援していたように思う。
だから、このラグビーワールドカップで「にわかファン」という言葉の持つ意味が、ラグビーに限らずとてもポジティブなものになったと思うし、「にわかファン」であることにみんな誇りをもつくらいになった。
そして、ラグビーワールドカップによって日本にラグビー人気がまたやってきたし、ラグビーの精神や考え方、選手達の態度に好感を持つ人も増え、スポーツとしてだけではなく、少し大げさかもしれないけれど、人間としてどう生きて行けばいいのか、というところまで人々に影響を与えるまでになったように感じる。
言い換えると、一つの文化として日本の人達に影響を与えた。
これから、小さな子ども達でラグビーを始める人も増えてくるだろう。そして、今回の日本代表の活躍を見て、自分もそのレベルまでの選手になりたいと思う人も出てくるだろう。
スポーツが好きなら、いろんなスポーツをやればいいと思う。そして、ラグビーは、人間形成という視点からも、若い人達が経験をするといいスポーツの一つだと思う。
また、ラグビーを極めるのであれば、一度「ラグビー王国」と言われるニュージーランドで、現地の選手達と一緒にプレーをしてみるのもいいだろう。王国ならではのコーチングも受けることができるし、世界には自分の知らない人達、自分よりもはるかにできる天才的な人達がいることを知ることもできる。
これからの今大会のラグビーワールドカップの見所は、オールブラックスが3大会連続優勝できるかどうかだ。
今週末のイングランド戦も、大注目の一戦だ。
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