SNSは時差ボケを助長する?
弊社では毎年5月と10月に、高校留学個人相談会を東京と大阪で実施している。
そのため私は年に最低2回は日本に何週間か滞在する。5月はニュージーランドとの時差は3時間、10月は4時間だ。ヨーロッパや米国に比べると日本との時差は少ないけれど、3時間から4時間の時差でも慣れるのにある程度時間がかかる。
日本に滞在している時でももちろん、ニュージーランドにいる留学生達やニュージーランドの学校の先生達とメールなどでやりとりをするけれど、常に、ニュージーランドの時間を考えながらコミュニケーションをする。10月なら日本はまだ午前11時でもニュージーランドは午後3時だ。
日本でニュージーランドとの時差を常に気にかけて仕事をしていると、なかなか時差ボケが治らない。今はニュージーランドは午後3時だ、などと考えていると、身体もずっと3時のままだ。
時差がある国に行ったら、ほんとうは、その国の時間帯にどっぷりとつかるのが、時差ボケを早く治す秘訣だろう。「今ここは午前11時だ」と身体にも頭にも言い聞かすことで、その時間に身体と頭が合ってくる。
逆に時差のある国で他の時間帯にいる人達とずっとやりとりをしていると、ずっと時差ボケが治らない。例えばニュージーランドにいる留学生が、SNSで日本と頻繁にやりとりをしていると、慢性的に軽い時差ボケ状態になるように思う。そして時間感覚ななんとなくあいまいになってくる。
これはタイムマネージメントが必要な留学生活には、あまりプラスとは言えないだろう。
SNSでいろんな人とつながることも大切だ。でも、あまりにも頻繁に時間帯の異なる人達とずっとつながっていると、異なる時間帯に身体と頭が引っ張られる。
そんな状態になったら、一度今いるところの時間帯だけにどっぷりとつかるようにしてみるのがいいと思う。
キックオフNZのSNS