キャンプで読書
少し前の話になるけれど、友達家族と一緒にマウントマンガヌイというところにキャンプに行った。
そのキャンプ場は、テントサイトや持ち込みのキャンパーバンに加えて、そこに設置してあるキャラバンを借りて泊まることができる。シャワーやトイレは共用だけれど、とても清潔で広く、使いやすい。
友達と二家族分のキャラバンを借りたのだけれど、我々の隣のキャラバンに70代くらいの夫婦が泊まっていた。
彼らに話を聞いてみると、もともとカナダからの移民で今はオークランドに住んでいるという。そして、今回マウントマンガヌイまで片道約220キロの道のりを二人とも自転車でやってきたそうだ。
よく見ると、彼らのキャラバンの横には、ロードバイクが二台停めてあった。
私達がキャンプに車で出かける時は、クーラーボックスや着替えなどどうしてもたくさんの荷物を持って行ってしまうけれど、彼らの持ち物は二人で自転車で運べる必要最小限のものだ。220キロの道のりには当然長い登坂もあるので、重量もできるだけ軽くしているだろう。
すごいと思った。もし自分が70代になってキャンプに行く時に、220キロを自転車で行こうと思うだろうか。途中雨に降られるかもしれないし、しかも往復だ。今でも到底まねができない。
彼らを見て、たとえ車でもキャンプに行く時には必要最小限の荷物でいいのだな、と思ってふと彼らのキャビンの窓を見ると、分厚い本が置いてあった。ゆっくりと自転車でやってきて、キャンプ場でのんびり本を読むのだそうだ。
キャンプ場で読む分厚い本は、彼らにとっては必要最小限の荷物に含まれているのだ。
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