名前は難しい

リオデジャネイロでオリンピックが始まった。

おそらく日本でも盛り上がっているのではないだろうか。ニュージーランドでも、スカイテレビで10チャンネルほどをオリンピック特別チャンネルにして、24時間様々な競技を放送している。特にニュージーランドで人気があるのは、やはりニュージーランドの選手が出ていてしかもメダル獲得の可能性が高い競技、例えば、セブンズラグビー、乗馬、ローイング、自転車、砲丸投げ、などだろう。

水泳は、ニュージーランドの選手も出ているけれど、メダルが狙えるほどの選手ではないようだ。先日女子の水泳を見ていると、日本人選手が出ていた。アナウンサーが彼女の名前を何度も呼ぶのだけれど、何度聞いても「アイキー、アイキー」と叫んでいる。アイキーというのは日本人選手の苗字としては珍しいなと思って見ていると、池江選手のことだった。英語での表記が IKEE なので、英語圏のアナウンサーは「アイキー」と発音していたのだろう。

いろんな国からいろんな民族の選手達がたくさん集まるオリンピック。一人一人の選手の名前を正確に発音するのは難しいと思うけれど、全く違う名前に聞こえるほど間違えるのもどうかと思う。

ニュージーランドでは普段はファーストネームで呼ばれるので、私も苗字で呼ばれることはまれだけれど、上野というのも英語圏の人達には発音しにくいようで、「ユーエナゥ」などと言われる。特に母音が続くのが難しいようだ。

上野はどうでもいいけれど、オリンピック選手の名前をアナウンサーが正確に発音しないなんて、なんて失礼な!と感じる方もいるかもしれない。でもそう考えると、私達も、日本以外の人達の名前についても、もっと慎重に丁寧に発音するべきだろうと思う。

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