NZラグビー代表高校に、日本人留学生が選出!
毎年ゴールデンウイーク期間中に、日本で「サニックスワールドラグビーユース交流大会」という、高校生のラグビーの大会が開催される。
例えば昨年2015年の男子の大会は、日本国内から8つの高校チームと、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、中華台北、イングランド、大韓民国、ロシア、南アフリカの8つの高校、合計16校が参加した。プールマッチを勝ち抜いた上位2校が決勝トーナメントに進出し、優勝を争う仕組みになっている。
今年のゴールデンウイークにも、福岡のグローバルアリーナで大会が開催され、ニュージーランドからは、昨年ニュージーランドで全国優勝した、ロトルアボーイズハイスクールが参加する。
ロトルアボーイズハイスクールは、この大会に過去に2度参加して、2度とも優勝し、世界一の高校になっている。2000年から行われているこの大会では、ニュージーランド代表の高校が9回優勝して、その強さを見せつけている。
その、ニュージーランド全国一の高校ロトルアボーイズハイスクールの、日本遠征メンバーに、なんと、日本からの留学生が一人選出された。今まで、サニックスワールドラグビーユース大会に、海外から参加するチームに日本人選手が入っていたことは、おそらく無かったのではないか。日本人高校ラガーマンとしては、まさに歴史的な快挙だ。
彼は、日本の中学3年生の3学期から、ロトルアボーイズハイスクールで長期のラグビー高校留学をスタートさせ、勉強にもしっかりと取り組みながら、ラグビーのトレーニングも毎日こつこつとやってきた。そして、昨年9月、Year 12(日本の高校2年生)の時、先輩のチームがニュージーランドで全国優勝。その後、新しい学年を対象としたチームで一軍のトレーニングスカッドに選ばれて、チームのみんなと練習を重ねてきた。また、12月から1月まで日本に一時帰国していた時にも、毎日しっかりと自分でトレーニングをしていたようだ。
そして今年の2月に学校で行われた日本遠征メンバーのトライアルでも安定したプレーを見せ、見事正式に遠征メンバーに選ばれた。
現在、日本遠征メンバーは、毎日のようにトレーニングを行っている。もちろんその日本人留学生もずっと練習に参加している。
彼らは、4月26日に福岡に到着、28日からの大会のプールマッチに備える。また、5月5日の決勝トーナメント終了後には、東北に遠征し試合を行う予定になっている。
今、日本で注目を浴びているラグビーだけれど、高校生の世界のチームが集う大会が、ゴールデンウイークに福岡で行われることをご存知の方はあまり多くないかもしれない。
そこにニュージーランド代表チームの一員として出場する、日本人留学生の鳴尾裕貴君。みなさん、是非、応援してください!
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昨年ニュージーランドで全国優勝し、今年のゴールデンウイークに日本で行われるサニックスユース大会に出場が決まっている、ロトルアボーイズハイスクールのラグビー部。2月中旬に日本遠征メンバーを選ぶトライアルが行われました。
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