骨はストレスでもゆがむ

10月末に日本から帰ってきてから、どうも腰の調子が悪くて、かかりつけのカイロプラクターのジョンに診てもらった。

ジョンは、オールブラックスのSam Cane(サム・ケイン)選手を子どもの頃からずっと診てきたベテランのカイロプラクターだ。また、元オールブラックスのBuck Shelford(バック・シェルフォード)選手の弟のDarrel Shelford(ダリル・シェルフォード)氏や、地元のスポーツ選手を初め、たくさんの人達が定期的に通っている、評判のカイロプラクティックを開業している。

私が腰をさすりながら症状を説明していると、「腰の痛みや骨のゆがみは、重たいものを持ったり肉体的に負荷がかかった時だけではなくて、エモーショナルな体験や、ストレスなんかでも起こる。だから、いくら筋肉を鍛えている人でも、腰痛になったり、首が痛くなったりすることもあるんだ。」と教えてくれた。

仕事もおかげさまで順調だし、忙しい中でもストレスもほとんど感じない生活をしているので、心当たりはなかったのだけれど、「そういえば、オールブラックスがワールドカップで優勝した時には、朝から興奮したよ。」と私が言うと、「私も同じだ。体中が痛いよ。」などと冗談を言いながら、ボキッ、ボキッとアジャストしてくれた。

精神的なことが骨のゆがみなんかに作用するというのは、理屈ではあまり納得できないけれど、ストレスから胃に穴が空いたり髪の毛が抜けたりすることはよく知られているので、精神的なことが骨に影響を与えることもあるのだろう。

風邪をひかないとか、怪我をしないとか、健康に気をつけることはたくさんあるけれど、やはりストレスを感じないように自分で管理するというのも、健康維持にはとても大切なことだ。それは、歳をとってもそうだし、高校留学生などでも、日本と違う生活からストレスを感じることもあるので、注意が必要だろう。

仕事でも、勉強でも、留学でもそうだけれど、自分の限界まで挑戦することもとても大切だけれど、ストレスから健康を害しないようにうまくバランスを取ることもとても大切だ。

ストレスからでも腰が痛くなる、という話を聞いて、そんなことを考えた。

キックオフNZのSNS