これで英語力はつく!

日本では、いろいろな英語の勉強方法が紹介されている。

単語をとにかく覚えるとか、試験対策が一番とか、中には聞いているだけでいいとか、いろいろある。日本で英語力をつけるためには、普段の生活にプラスして時間を作る必要があるし、こつこつと毎日続けることが肝心なので、だれもがそう簡単には英語力はつかないだろう。また、自分に合った勉強方法があるだろうから、そうでない方法をいくら続けていても、英語力がついたとなかなか実感できない。

そして、英語力の伸び方にはやはり年齢も関係してくると思う。弊社の留学生たちを見ていても、20代のワーホリや語学留学生でもどんどん英語力が伸びる人もいるけれど、やはり全体的に見れば、10代の高校留学生の方が比較的早く伸びるように思う。中でも13歳から15歳、日本の中学生の年齢で長期の留学を始めた学生は、20代の大人の学生の倍くらいの早さで英語力がつくように思う。

もちろん、同じ年齢でもその人のがんばりにもよるし、元々の英語力にも影響される。また、夢や目標を持っているかどうかも意外と大きな要素だ。

今年から長期で高校留学を始めた13歳の学生は、留学スタートからわずか3ヶ月あまりで、「もう普段の友達との会話は大丈夫です」というレベルにまでなった。彼の英語力は本人が言うだけではなく、学校のESOLの先生も高く評価している。

ただ、とにかく年齢が低いうちに留学に来ると英語力が伸びる、ということでもない。若い年齢で留学に来ると、学校で周囲の人が話していることが全くわからない状況にどれくらい精神的に耐えられるか、という問題が出てくる。12歳以下は親御さんと一緒の親子留学になる場合がほとんどなので、親御さんがお子さんをどれくらいフォローできるかがポイントだ。また、13歳、14歳の場合は、普段から積極的に周囲の人に話しかけるような性格で、しかも一人で行動することにもあまり抵抗がない、という、一言で言えば、精神的に強い人であれば、留学、特に長期留学生活にも慣れるのも早いし、それに伴って英語力がつくのも早いように思う。もちろん15歳の学生でもそうだけれど、この頃の年齢は、一年違うと精神力が大きく異なる場合がある上個人差もあるので、13歳、14歳の年齢で長期留学をする場合、英語力の伸びを期待する一方で、どれくらい生活に順応できるかにも注意が必要だ。

英語力を伸ばすことだけを考えると、13歳から5年間の高校留学が最高の期間だ。でも、13歳、14歳から長期留学をする前に、個人個人の精神的な成長をよく考える必要もあるだろう。

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