最も優先される仕事

みなさんそうだと思うが、やらなければならないことが同時にあるとき、優先順位をつけて物事を処理する。仕事でもそうだし、勉強でもそうだ。

弊社にもいろいろな種類の仕事がある。現在留学している留学生のサポート、これから留学にいらっしゃる方への情報の提供、学校や弊社サービスのプロモート、経理や人事、など、いろんな仕事を同時に行わなければならないことも多い。そんなときにはやはり、優先順位をつけて、優先度の高いものから順番に行う。そうすることで、結果的には優先順位を低くした仕事も、効率的にかつできるだけ迅速に行うことができる。

優先順位はそのときの状況に応じてつける場合もあるが、基本的には弊社で最も優先される仕事は、「現在留学している留学生のサポート」だ。目の前にやるべきことがたくさんある場合は、現在留学している留学生のサポートを優先する。もちろん、これから留学にいらっしゃる方への情報の提供もとても大切なのだけれど、何かを優先しなければならないときには、無理にでも順位をつける。

そして、現在留学している留学生のサポートの中でも最も優先されるものは、「留学生の安全」だ。ここは絶対に譲れない。もし留学生の安全が脅かされるような事態になったり、そんな事態が予想されるときには、安全の確保に全力を尽くす。他にやるべきことがたくさんあっても、留学生の安全を確保することを何よりも優先する。それが弊社の方針だ。

安全は留学生活に単に必要なものではなくて、大前提だ。だから安全を脅かす存在は、できるだけそれを排除し、もし排除できなければできるだけ最小限に抑えたり隔離したりする。そのために、留学生自身はもちろん、学校やステイ先、保護者の方などの協力も求める。

留学生達は、日本を離れ、不自由な環境に居ながらも同時に気分的な開放感も感じている。特に若い留学生達は、親元を離れて、本来とは違う意味での彼等なりの「自由」を得たと感じている。そんな中で「安全」を自ら意識するのは難しいだろう。

私も若いときはそうだったが、「自分だけは大丈夫」という全く根拠のない確信を持っていた。「自分だけは事故にあうことはない」「自分だけは怖い目にあうことはない」という前提で行動していた。でもどこかで「ひょっとしたら」と少しだけは思っているのだけれど、「まあ大丈夫」という結論で現実的な可能性を覆い隠していた。

でも現実は自分だけを特別扱いしてくれない。だから特に海外で長い期間留学をする場合は、日本にいるときよりも安全の確保を自ら意識して行動する必要がある。そして留学生をサポートする私たちも、常に留学生の安全を最優先にして考え、行動する必要があるのだ。

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