未来の想像がその人そのもの

今は、先が見えない時代だということは、世界中の多くの方が同意してくださると思う。

10年後はもちろん、5年後も、1年後も、3か月後も世界がどうなっているかわからないし、自分が暮らす町がどうなっているのかもわからない。

このブログで以前にも何度か書いたけれど、今日と同じ明日がくるとは限らないことを、多くの人が実感する世界になった。

でも、先が見えないときにでも、人は、先を見ようとする。未来を見ることで、生きていくことができる。

人間、過去と現在だけでは生きていく動機が生まれにくいからだ。

先が見えないときに先を見るというのは、未来を想像することだ。

その想像はそれぞれの人の頭の中でする。だから、何をどのように想像するかというのは、その人そのものだろう。

その人の未来の想像の中に、その人自身がある。

先を見るとき、未来を想像するとき、そこにポジティブなものを見るのか、明るいものを見るのか、あるいは、現実から遠く離れた単なる理想郷を見るのか、まったくどうしようもない何かを見るのか。そして、そもそも想像することを拒否するのか。

その想像がその人そのものであるのなら、その想像がその人の未来を創造するとも言える。

先が見えない今の時代に、それぞれの人が、今、想像している未来が、その人の明日の姿なのだ。

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