信じてまかせるその日がいつかくる

先日、留学生の親御さんとやりとりをしていたとき、「いろいろと思うところはありますが、もう、子どもを信じてまかせるしかないです」とおっしゃった。

今までたくさんの中学高校留学生や親御さんとお付き合いさせていただいてきたけれど、子どもを信じてまかせる、とはっきりおっしゃる親御さんは、実はそれほど多くない。

やはり、9,000km 離れたところから見守る親御さんは、ものすごく心配だ。遠くからでも、親がいろいろと注意を与えたり、指示をしたり、叱ったりしないと、うまくいかないのではないか、と考えるのは当然だ。

確かに、中学生の年齢や高校1年生くらいまで、あるいは留学をはじめて1年目の人たちには、親御さんからかけられる言葉はとても大切だ。留学生たちも、親が見守ってくれている、自分のことを気にかけてくれている、と感じることが、毎日の生活の支えになる。

でも、いつまでもずっと親が同じ調子で同じような言葉をかけ続けることが、留学生たちにとって同じようにずっとプラスになるとも限らない。

親御さんが想像している以上に、また想像の範囲を超えて、留学生たちは成長しているからだ。

もちろん親御さんからみるとまだまだだと感じることも多い。けれど、留学生たちも親の前では甘えを素直に出せるのだ。普段の留学生活では、我慢をすることも多いし、だんだん増えてくる年下の友達に対する態度も変えているし、自信もついてくるし、いろんな経験からいろんなことを考えている。

だから親御さんは、どこかのタイミングで思い切って、子どもを信じてまかせてみるのもいいのではないだろうか。そして一度まかせてみて、もしうまくいかなかったらまたそのときに考えてもいいのではないか。

一度子どもを信じてまかせてみよう、という瞬間。どんどん成長して大人になっていく子どもに対して、親御さんが接し方を切り替える瞬間。

そんな「とき」が、親御さんにもあるのではないか。

先日の留学生の親御さんの言葉から、そんなことを考えた。

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