運が悪いときは運がいい

運がわるいなぁ、と感じるときがある。

何かの抽選にはずれたり、予期せぬことが起こって計画していたことができなかったり、タイミングが悪くてスムーズにことが運ばなかったり。小さなことでは、ちょっとしたことで電車に乗り遅れたり、乗車位置が悪くて自分の前の席だけ空かなかったり、レジの列が自分のところだけ全然進まなかったりする。

そんなとき、自分は運が悪い、とがっかりする。

でも、もしかすると、それが結果的によかったのかもしれないのだ。

抽選ではずれたことで別のチャンスが巡ってきたり、計画通りに行かなかったことで運命を変える人に出会ったり、スムーズに行かなかったことで新しい発見があったり。また、電車に乗り遅れたから事故に遭わなかったり、立っていたからこそ何かの広告に気がついたり、レジの列が遅かったからこそその後乗ったタクシーの運転手さんがいい人だったり。

目の前で今起こっていることは、運が悪いことなのかもしれない。でも、それがあったからこそ、チャンスをつかめたのかもしれないし、運命の人に出会えたのかもしれないし、新しい発見をしたのかもしれない。また、運が悪かったからこそ、事故に遭わなかったのかもしれないし、何かに気がついたのかもしれないし、いい運転手さんと楽しい時間を過ごせたのかもしれない。

だから、今、「運が悪いなぁ」と感じているのなら、それはもしかすると、これからのいい結果をもたらす大きなきっかけなのかもしれない。

そう考えると、少しわくわくするし、今の運の悪さもいいものに思えてくる。

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