誰かに甘えている人がいる

誰かに甘えている人がいる。

甘えていること自体は決して悪いことではない。誰もが、誰かに甘えることもあるだろうし、甘えたいと思うこともあるだろう。

誰かに甘えている人にも2通りいて、ひとつは、自分が甘えていることに気づきながら誰かに甘えている人。もうひとつは、自分が誰かに甘えていることに気づきもせずに甘えている人だ。

一方で、誰かに甘えられることが多いという人もいるだろう。

甘えていることを自覚しながら甘えてくる人に対しては、甘えられるほうも抵抗がないし、思う存分甘えればいいという態度になるのではないか。

けれど、自分が誰かに甘えていることにさえ気づきもしないで甘えてくる人に対しては、甘えられるほうは、ちょっとしんどいこともあるし、「なぜ?そんなことを?」と思うこともあるかもしれない。

子どもは、もちろん自分が甘えていることに気づかずに大人に甘える。それはあたりまえだし、それでもいいと思う。

でも、10代も後半になってくると、自分が誰かに甘えていることを自覚しながら甘えることができる人も出てくるし、一方で、大人になっても、自分が誰かに甘えていることにさえ気づかない人もいる。

そう考えると、10代のときに、「あなたがいま、その人にやっていることは、実は甘えていることなのですよ」と誰かが教えるのもいいのかもしれない。そうしないと、いつまでたっても、誰かに甘えて、それに気づきもしない大人になってしまう人もいるだろう。

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