家事ができる人は頭がいい

先日のこのブログ「家事はアートだ」で、料理や掃除、洗濯はアートだから、留学生もやってみるといいと思う、と書いた。

家事はアートだ。だからこそ、家事をやるときにはものすごく頭を使う。

例えば料理では、まず冷蔵庫に入っている食材の中から必要なものを選んで準備して、フライパンや鍋を火にかけ、順番を考えて火を入れる。その間、使ったボウルなどは手際よく片づけてキッチンの空いている場所を有効に使い、料理ができたものから皿に盛り付ける。できれば熱いものは熱いうちに冷たいものは冷たいままに食卓に出せるように、できあがるタイミングを考えて時間を逆算して作る。

食材の知識ももちろん必要だし、レシピ通りに作ることも大事だ。たまにはレシピを離れてオリジナルな味付けもする。その時には、残っている食材の種類や量、それぞれの賞味期限などの情報も考え合わせる。

料理をするときには、総合的なタイムマネージメントも求められる。そしてフライパンや鍋を同時に2~3つ火にかけながら次の食材を準備し、しかも不要なものを片づけながらできたものを盛り付ける、というマルチタスクの能力も必要だ。

これは、掃除や洗濯などの他の家事にも言える。どの家事も、それぞれに必要な知識はもちろんのこと、タイムマネージメント力、マルチタスク力、オリジナルの力、などが必要だ。手先の器用さも求められるだろう。

だから、毎日家事をうまくこなしている人は、絶対に頭がいい。毎日頭をフル回転させて家事をしているので、どんどん頭がよくなっていく。

留学生達も、ステイ先では家事をやってみるのがいいと思う。いつも家事をやっている人がどれほど頭を使って器用にこなしているのかがわかるだろうし、どの能力を使ってどうやればうまくいくのかもわかるだろう。そして家事をやっていると、どんどん頭がよくなるし、手先も器用になっていく。

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