自分の市場での価値を上げるためだけに十代の時間とエネルギーを使うのはもうやめよう

弊社の中学高校留学生達に将来のゴールや夢を聞くと、若いうちに起業したい、NPO法人を立ち上げてクラウドファンディングで資金調達したい、得意なダンスで世界のどこかで生活したい、ラグビーのオールブラックになりたい、日本の教育を変えたい、などと普通に言う。

私達も、当然それができることを前提に、話をしていくし、応援する。

でも、日本の中学高校生の中には、いまだに、偏差値の高いいわゆる「いい大学」に入って、大きな企業に就職し、定年まで勤め上げて、その間に郊外に家やマンションを30年ローンで購入し、時間ができた老後は趣味を持って楽しく過ごすことがゴールだ、となんとなく考えている人達もいるようだ。

そしてそのゴールを達成するために、「いい高校」「いい中学」「いい小学校」そして「いい幼稚園」に入り、就職時に市場で自分を高く売れる付加価値をつけて、そしてそれを自分が持つ労働力の価値として大きな企業に認めてもらい就職し、その結果生涯に稼げる収入を最大限に大きくする。

そんな価値観でそんなプロセスを進んで行こうとしている人も、まだいるようだ。

確かに、仕事をする時に労働力としての自分の価値をできるだけ上げることは必要だろうし、収入も多い方がいいだろう。

でも、そこを唯一の人生のゴールとして、それだけを目指して、幼稚園から大学まで、市場での自分の労働力としての価値を上げることだけに時間とエネルギーを注ぐ人生で、いいのだろうか?市場での価値、つまり商品としての自分の価値を上げるためだけに、十代の貴重な多くの時間を使って、それでいいのだろうか?

急速に急激に変化しているこの時代、市場での価値など一瞬で変わる。「いい大学」と思っていた大学がそうでなくなったり、安定して高い収入を得ることができると思っていた企業が買収されたり、身に付けた資格が市場で通用しなくなったり、高収入だと言われていた職種で稼げなくなったり。そんな変化がわずか数年の間におこる。

気がついたときには、数年前には思いもよらなかった時代がやってきている。そして、幼稚園の時からずっと目指してきた高い商品価値を持つ自分が、何でもないただの人としか市場では評価されなくなる。唯一の人生のゴールが、十代の時間とエネルギーを注いできた価値観が、目の前で崩れ去る。

幼稚園児や小学生はまだ親御さんの判断がほとんど全てだろうけれど、中学生や高校生になったら、自分の人生のゴールを自分で考えることもできるだろう。

その時に、周囲の大人や友達、テレビやネットで言われているゴールや価値観を、何の疑いもなく自分のものとして進んで行くのか、もう一度一から自分の人生を考えるのか。

もし自分の人生を自分で一から考えるのであれば、どのような価値観で、どのようなゴールを設定し、どんな人生を歩んでいくのか。

あっと言う間にどんどん変わっていくこの時代、12歳くらいになったら、そんなことを考えてみてもいいかもしれない。

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