長期中学高校留学生の一時帰国の過ごし方はとても大切

ニュージーランドの中学高校は第四学期も中盤を迎え、Year 11以上の学年はNCEAの全国統一試験も始まった。

弊社の長期中学高校留学生のYear 11以上の人達もいくつかの試験をすでに受験した学生もいるし、自分の科目の試験が全て終わった学生もいる。そして試験が終わった学生は1月末までの長い夏休みに入るので、そろそろ日本に一時帰国する。

1月末に渡航して留学生活を始めた彼ら彼女らは、今年の留学を終えて日本でほっと一息。日本の家族と一緒に美味しい日本食を食べ、久しぶりに日本の友達にも会って、リラックスした日々を過ごす。

でも、来年またニュージーランドに戻ってきて留学生活を継続する学生は、これからの日本での一時帰国の過ごし方が、来年の留学生活にとってとても大切だ。

例えば、2ヶ月間英語環境から離れると、やはり英語力は落ちる。特にまだ英語力が伸び始めたばかりの留学一年目の学生は来年ニュージーランドに戻ってきたときに、「あれ、聞き取れない」と感じることもあるかもしれない。

だから、この一年で身に付けた英語力を来年留学に戻ってくる時にキープしておくことが必要だ。特に、来年単位取得を中心に学業も頑張ろうと思っている人は、英語力を落とさないことが重要だ。そのために、まずはネットの動画などでもいいので英語を聞くこと。そしてできれば英文を読む機会を持つことは最低限必要だろう。

また、ラグビー高校留学生などスポーツをしている人は、今年鍛えた筋力やフィットネス、そして様々なスキルをそのまま保つことも求められる。特にウエイトとフィットネスは、日本で何もしないとどんどん落ちるので、一時帰国してからもできるだけすぐに継続してトレーニングを続けることが大切だろう。

学校やチームによっては、夏休み期間中のトレーニングメニューをコーチから与えられている留学生もいるだろうし、自分で考えてトレーニングの計画を立てている人もいるだろう。どちらにしても、寒い日本で、ほっと一息ついた後で、また生活リズムの違う家族や友人と一緒に過ごしながら、自分に必要なトレーニングを毎日少しずつでもやり続けるのは、考えているよりも難しい。

でも、来年2月から始まるTerm 1の途中からラグビーシーズンもそろそろ始まり、その年のチーム編成に向けてトライアルなども行われる。その上、2月3月の暑い時期にかなりの量のフィットネストレーニングも例年どのチームでも行われる。

それらについて行けるだけの準備を日本でしてくると、来年は目標とするチームに入っていいパフォーマンスが出せるシーズンになるだろう。

親元から離れて時にはきつい留学生活を終えて、日本に一時帰国する間にも自分を自分できちんとコントロールする生活が求められるのは、留学生にとってはしんどいと思う。でも、長期の留学生活を充実したものにして、それぞれのゴールに向かって行くためには、この2ヶ月間の生活はとても大切だ。

ゆっくりと家族や友達と過ごすのもいいけれど、来年いい留学生活のスタートが切れるように、日本でしっかりと準備をしてニュージーランドに戻ってくるのがいいだろう。

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