空気が読めなくてもかまわない

日本の学校でも職場でも、どうも自分は他の人と違うとか、なんだか生きづらいと感じている人もたくさんいると思う。

巷で流行っていることを、周囲の友達は「すごい!」とか「かっこいい!」と言うけれど、自分は全くそうは思わなくて、でも、そこで「私はいいとは思わない」などと言おうものなら、仲間に入れてもらえなかったりする。

あるいは、誰かの行為や判断に対して、周囲の人達はみんなそれが正しいとかYes と言うけれど、自分は賛成できなくて、でもそこで「それは違うと思う」とかはっきり「No」などと言うと、「空気がよめない」と言われて、変な人扱いされる。

そんなことが続くと、「自分の感覚はおかしいのではないか」とか「自分は間違っているのではないか」と思って落ち込むし、何とか周囲の人達と一緒の感覚、一緒の考えになるように努力しようとする。

でも私は、他の人が「すごい」「かっこいい」と感じるものを、自分は全くそう感じなくても良いと思うし、周囲の人が正しいと考えることを疑問に思っても全然かまわないと思う。

むしろ、そんな他人と違う感覚、考えこそ、大切にするべきだと思う。そして、自分の感覚はおかしいのではとか、自分の考えは間違っているのではなどとは、決して思わないほうがいい。

だって人は一人一人感じ方も考え方も違うのだから。10人の人がみんな同じものが好きで同じことを正しいと思うほうが変だろうし、そんな社会は、どうも危うい。

もしどうしても自分は他の人と違うとか、なんだか生きづらいと感じているのなら、一度日本を出てニュージーランドなんかで暮らしてみるのもいいと思う。人は一人一人違うということが前提の社会で、実際に理解できないような人達と出会い、ショックを受け、そしてそんな人達を自分が受け入れると同時に、自分もそんな他の人達に受け入れられるという経験をしてみるのがいい。

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