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何度かこのブログでも書いているけれど、ここ2~3年は、ほとんどの高校留学生が、インターネットに接続できるディバイスを持って留学生活を送っている。

全くディバイスを持たないと連絡が取りにくいし、かといって、いつでもどこでもネットにつながることができる環境は、高校留学生にとって決していいとは言えない。多くの親御さんが悩むところだし、学校やステイ先、弊社も、どうするのがベストなのか、まだ結論が出ていない。

例えば高校の寮では、就寝時間前になると、ネットにつなげることができるディバイスを寮監督に預けて、翌朝戻してくれる、というルールを実施してるところもある。また、ホームステイの中には、留学生が自分の部屋にネットにつながるディバイスを持って入ることを制限して、就寝前はダイニングルームに携帯やタブレットを置いて寝る、というハウスルールを決めているお宅もある。

ただ、ルールをどの程度厳しく運営するか、決められたルールをどの程度きちんと守るか、は、学校、ホームステイ、そして留学生に任せられている。

そんな環境の中、今年から高校留学をスタートした学生の一人は、ネットに接続できるディバイスを今年は持たない、と宣言し、実際に持っていない。日本の親御さんもそれでいいとおっしゃる。

留学開始後10日ほどしてステイ先に会いに行くと、その留学生は日本語の本を読んでいた。「本はよく読むの?」と聞くと、「日本ではほとんど読んだことはありません」と言う。でも、「時間がいっぱいあって、やることがないので、みんなが携帯をいじっている間は、自分は本を読んでいるんです」とのこと。どんな本を読んでいるのかと聞くと「小論文の書き方」というタイトルを見せてくれた。何でも、今年卒業する留学生の先輩から借りたのだそうだ。その先輩留学生は、日本の大学を受験するので、小論文対策をしている。その本なのだろう。

ご両親にメールでお伝えすると、「本を読んでるんですか?どうしちゃったんだろ?」と返信を頂いた。日本で本を読んでいる姿はあまり見たことがなかったそうだ。

ネットに接続できるディバイスを高校留学生に持たせるのは、日本の親御さんが連絡を取りたい、という事情もあるだろう。でも、この留学生を見ていると、ネットのない生活を1年くらい送ってみてもいいのではないか、と思う。どうせ、これからの人生、高校生達はずっとネットに接続する生活を送るのだ。ネットのない生活ができるチャンスが若いときにあるならば、やってみてもいいかもしれない。