学校の留学生担当者も大切
弊社の重要な仕事の一つは、留学生にご紹介している学校の担当者とコミュニケーションを取ることだ。
語学学校はほぼ全員が留学生なので「留学生担当部署」「留学生担当者」というのは特別には設置されていないけれど、高校やポリテク、大学ではほとんどの学校で、留学生を担当する特別の部署があり、専任の担当者がいる。
私達が学校にコンタクトを取る時には、その留学生担当者と主にコミュニケーションを取るのだけれど、担当者がどんな人なのか、というのが、結構重要だ。
我々が留学生担当者に求めるのは、留学生の面倒をきちんと見てくれること、事務的な仕事も間違いなく正確にこなしてくれることだ。そしてさらに求めるとすれば、留学生を教育的な視点から見てくれて、的確なタイミングで適切なアドバイスや情報を、保護者や弊社、そして留学生本人に与えてくれることだ。
先日、ある高校の留学生担当者と話をしていると、こんなことを言っていた。弊社の留学生の一人がその担当者に、あるイベントの日程について「私はいつどこに行って、どうすればいいんでしょうか?」と聞いてきたそうだ。それに対してその担当者は、「もうあなたは留学生活も長いし、年齢も低くはないのだから、それくらいは今までの自分の経験から自分で考えて判断して行動してください。」と返事をしたそうだ。
この文面だけを見れば、なんて冷たい対応だろう、と感じる方もいらっしゃるかもしれない。でも、ずっとその担当者と親御さんと一緒に、その留学生を見てきた私の視点から言えば、本当に的確なタイミングで適切なアドバイスをしている、と思う。
そしてその担当者は私にこう言った。「その留学生は、何でも人に聞くことがデフォルトの態度になっているけれど、そろそろ自分で考える態度をデフォルトにする時期だ。」
まさにその通りで、留学をスタートさせてすぐは、右も左もわからないから、いろんな人に何でも聞いて覚えていくのだけれど、留学2年目以降になると、日々、週ごと、月々、学期ごとのルーティーンもわかってくるので、できるだけ自分で考えて判断して行動することを、「教育的視点」から留学生に求めるのがいいと、私達も考えている。
この学校の留学生担当者は本当にすばらしい人で、その担当者がいることで、留学生達もさらに成長していけると思う。
この学校に限らず、私達から各学校の留学生担当者には、様々なリクエストをしているので、ほとんどの学校の留学生担当者は、「キックオフNZ の留学生達はきちんと面倒をみないといけない」と感じてくれていると思う。担当者からすれば、弊社は少しうっとうしいエージェントなのかもしれないけれど、それで弊社の留学生がより成長してくれるのであれば、我々もうれしい。
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