終身雇用制度のないニュージーランドの仕事感
ニュージーランドに終身雇用制度はない。みんな何度も職を変える。
高校や大学、ポリテクや専門学校を卒業して働き始めて、経験を積んで、その経験をもとに転職をする。また、20代、30代、そして40代や50代になっても、資格が必要と思えば、大学やポリテクや専門学校に通って資格をとって、その資格を持って転職をする。そんなことがいくつになってもできる社会だ。
多くの人は、経験や資格を生かして転職をするので、基本的には途中で全く異なる業種に行くことはなく、同じ業種で職場と仕事内容を変えていく。
それは、学校などの教育業界でも同じだ。ある語学学校で働いていた人が別の語学学校に移ることもあるし、高校で働いていた人が大学に移る場合もある。
同じ業界で人が移動する、ということは、いろんな人が他の組織で働いている人をよく知っているということだ。先日も、政府の組織であるエデュケーションニュージーランドの東京でのセミナーに招待されて参加したけれど、別々の学校の留学生担当者達がとても仲良くしていた。話を聞くと、以前は同じ学校で働いていたそうだ。
このように、同じ業界で人が頻繁に移動すると、知り合いが他の会社や学校にいるので、人脈ができて、仕事がスムーズに行くことも多くなる。もともとニュージーランドの学校の留学生担当者は、横のつながりも強いことが多いけれど、よく知っている担当者同士だと、かなり頻繁に連絡を取り合っている。
弊社も以前に、まだ紹介していない高校から「キックオフNZ はとてもいいエージェントだと聞いたので、連絡をしています。是非一緒に働いてください。」と連絡をもらった。聞いてみると、ずっと弊社と一緒に仕事をしてきた高校の留学生担当者が、弊社のことを紹介してくれたそうだ。
終身雇用制度のないニュージーランドで働くと、日本とはまた違った仕事感が身につく。転職することがキャリアになり、人脈を広げ、仕事をスムーズに行うことができる経験にもなる。もちろん、ニュージーランドから海外に転職する人も多いので、世界中に人脈を広げることもできる。そんな社会で働きたい若い人たちは、ニュージーランドで資格を取るという選択肢も、一度考えてみるといいと思う。
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