日本のサービスはすばらしい、けれど・・・
日本のサービスはすばらしい。日本に滞在するたびにそう感じる。
飲食店に行っても、リテイルショップに行っても、まさにかゆいところに手が届くサービスを受けることができる。そして、かゆいところを言わなくても探してかいてくれたり、さらには、自分でもかゆいと気がつかなかったところをかいてくれたりすることもある。すばらしいと思う。
ニュージーランドでも、とてもフレンドリーで気持ちのいいサービスを受けることができるけれど、日本と比べると、たまには、かゆいところをしばらく我慢しなければならなかったり、かゆくなかったところがかゆくなるようなサービスも経験することがある。
世界でもすばらしい日本のサービスを、2019年のラグビーワールドカップや、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、世界中から日本に来る人たちに是非体験してほしいと思う。すばらしいサービスを提供するには、もちろんコストがかかっているのだけれど、商品価格が高くないお店では、どこかにしわ寄せが来ているのかもしれない。後5年間、高いレベルの日本のサービスを多少価格が上がっても、是非維持して行ってほしいと思う。
ただ、日本に滞在していると、すばらしいサービスとは裏腹に、バリアフリーの貧弱さ、クレジットカードが使えない店の多さ、などがとても残念に感じる。
特にバリアフリーに関しては、駅構内に階段が多いこと、コインロッカーに行くまでがバリアだらけなこと、すてきなお店に通じる階段が狭くて急なことなど、パラリンピックを開催する国としてはまだまだやるべきことがあるように思う。
また、海外からオンラインで事前に何かを購入するときの複雑な手続きや、携帯電話を初めとする通信ディバイスの選択肢の少なさなどにも問題が残っているだろう。
せっかく世界に類を見ないような高いレベルのサービスを提供しているのだから、そこにたどり着くまでの入り口を整備していくと、海外から来た人たちは、もっと日本が好きになると思う。
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