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多くの人はすでに、使わない日はないくらいいつもネットにつながって暮らしている。スマホを持っていたらなおさらだ。

ネットを何に使うかは人それぞれだけれど、検索機能は誰もが使ったことがあるだろうし、フェイスブックやツイッターやmixi、インスタグラムやYou Tube、そして、クラウド機能を使った写真や動画やファイルの管理、カレンダーやメールも、日常的に使っている人も多いだろう。

そして、サービスの内容も日々変わってきていて、自分が今いる場所に合った情報がスマートフォンに表示されたり、過去に検索した言葉に関連した広告がブラウザに現れたりする。だから今では、ネットを通して自動的に目の前に現れる情報は、自分の行動や興味に沿った、一人一人違う情報が表示されるようになっている。

また、フェイスブックやmixi、ツイッターなどでは、自分が選んだ家族や友達、そして興味のある情報だけが表示されている。だから、ネットでつながる人々は自分が知っている人や同じ興味を持つ人、目にする情報は自分が選んだ興味のある情報ばかりになる。

いわゆる「パーソナライゼーション」だ。

ネットにつながっている時はほとんど、一人で画面を見ていることが多いので、それが自分一人に特化した情報であることをあまり意識しない。でも、実は同じ言葉を検索しても、同じようにSNSを使っていても、見ている情報は他の人とは違うのだ。これが、テレビやラジオや新聞、雑誌から情報を得ていた時代と大きく異なる。

パーソナライゼーションは、情報を提供する企業にとってはとても有効だろう。けれど、受け手の私たちが、目の前の情報を「自分に特化された」ものと強く意識しなければ、他の人達、世間一般の人達、世界中の人達も、自分が興味のあるものに同じように興味があると、なんとなく錯覚してしまう。

そして、特にSNS通して見る世界は、自分と同じ考えや感じ方を持った人達で埋まり、異なる考えや感じ方に触れる機会がどんどん少なくなる。その世界は実際の世界とは大きく異なるにもかかわらず、それが現実だと錯覚してしまう。

自分の目の前に表示される、パーソナライズされたネットの情報は、自分にとって興味のある情報ばかりで、心地よく快適で、いわばノイズが少ない情報だ。そんな環境にどっぷりと浸かって生活していると、おそらく感覚や思考の幅が狭くなっていく。

パーソナライゼーションに対向する手段はあまりないかもしれない。けれどあえてノイズを入れる、例えば、あまり興味のないページや人をフェイスブックやツイッターでフォローするとか、友達や家族以外の人のためにグーグルで検索をするとか、そんなことはできるのかもしれない。でもそれも、全てパーソナライズされた情報として、グーグルやフェイスブックに蓄積され、全てを含めた行動パターンとしてまた、自分に合った結果が目の前に表示されるのだろう。