留学生にとってもっともいい方法は何かを考える
ニュージーランドの高校はどの学年も今年の授業が終わろうとしている。長期の留学生達はシニアの学生はもちろん、ジュニアの学生達もほとんどが日本にすでに一時帰国している。
留学生達が今年の留学を終えて日本に一時帰国するこの時期、私たちは今年の仕事について振り返る。1月末に長期留学生達がニュージーランドに到着してから11月から12月に学校が終了するまで、現地での学生のサポートについて、学校との連絡について、ホームステイや寮との連携について、そして保護者の方々とのやりとりについて、など、様々な視点から今年の仕事を検証する。
日本に一時帰国した留学生の親御さんからは、「今年一年ありがとうございました。おかげさまで充実した留学生活を送ることができました。来年もまたよろしくお願いします。」というご連絡を頂く。そうおっしゃって頂けるととてもうれしいし、来年もさらにいいサポートをしようと思う。でもやはり、厳しい目で私たちの仕事の内容について振り返る必要もある。
具体的に今年の留学生のサポートについて振り返って検証するとき、「あの時はそういう判断をしたけれど、ほんとうにそれがベストのサポートだったのだろうか」と思うこともある。長い留学生活ではいろんなことが起こる。中には予期しないこともあるだろう。私たちは、その時にできるだけよく考えて、できるだけベストの判断をして、留学生をサポートする。ただ、後でゆっくりと時間をかけて振り返ってみると、ひょっとしたら別の判断、別の方法もあったのではないか、と思うこともやはりある。
もしあのとき別の方法をとっていれば、という仮定の検証をすることは難しいけれど、検証をする場合には、「私たちは留学生にとってもっともいい方法を選択しただろうか」という基準で考えることにしている。もし答えがYes ならその方法で基本的にはよかったのだろうし、もし答えがNo なら、他の方法があったのだろうと思う。
そしてそれらの様々な検証と反省を来年の留学生のサポートに生かして行く。いつでも「留学生にとってもっともいい方法は何か」ということを基本に、これからも現地で留学生達をサポートしていきたいと思う。
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