日本の接客、NZの接客
日本の飲食店やリテイルショップでの接客はすばらしい、という人がいる。また、ニュージーランドの接客はとてもフレンドリーだという人もいる。
どちらもすばらしいと私は思うけれど、それぞれが根本的に違うように思う。
ニュージーランドで暮らしていて久しぶりに日本に行くと、確かに、接客のすばらしさに驚く。かゆいところに手が届く、きめ細かい、繊細なサービスだ。もちろん全てがそうでないけれど、二つの国を比較すればその違いは一目瞭然だ。
日本の接客は、「みんなきちんとこの店で接客のトレーニングを受けているのだなぁ」と感じさせることが多い。言い換えれば、同じ店では、どのスタッフも同じようなレベル、同じようなクオリティ、同じような内容のサービスをする。だから、ちょっと人と違う質問やリクエストをしても、全てのスタッフから同じ回答が返ってくる。言葉を換えると個性がない。
一方ニュージーランドの接客は、かゆいところはお客さんが自分で指し示さないといけないし、きめ細かく繊細なサービスはほとんど期待できない。でも、とても親しみやすく、その時に応じて臨機応変に接客をしてくれる。ニュージーランドでちょっと人と違う質問やリクエストをすると、応対するスタッフによって違う回答が返ってくる。ものすごく個性的だ。言い換えると、その場でそのスタッフが判断することが多いのだろうと思う。
日本とニュージーランドのこの違いは、文化の違いもあるけれど、おそらく小さいときから受けてきた教育の違いも大きく影響しているのだろう。
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