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前回のこのブログで、クライストチャーチの高校で5年間の卒業留学をしている13歳の学生の英語力が、4ヶ月間でものすごく伸びたことをご紹介した。

留学をすれば多くの人は英語力が伸びる。でも、その伸び方、伸びる速さは人それぞれだ。もともと日本で英語をかなり勉強していた、というのもその理由になるだろうし、年齢が若いというのも一つの要因だろう。また、留学生活でどのくらい長く英語に接しているか、というのも大きい。

そしてもう一つ、「どれほど必死で英語を聞いているか」というのも、特に留学初期の英語力の伸びに関係する大きな要因だ。

留学をすると、特に現地の高校に通う高校留学では、周りの人たちはほとんど英語だけを話す。学校の先生も、スタッフも、現地学生も、そしてステイ先の人たちも、いつもいつも英語を話す。でも、そんな環境にいても、英語力がどんどん伸びる人とそうでない人がいる。それは、英語を聞く態度の違いが大きいと思う。

「この人の話をきちんと理解すれば自分のやりたいことができる」とか、「今ここで話していることがわからないと、とんでもない状況になるかもしれない」とか、目の前の英語での会話を理解するかしないかが自分に直接大きな影響を与える状況。それが、とても大切だと思う。

例えば、先生が試験の出題範囲を説明している時にきちんと聞いていないと、単位が取れない。例えば、ラグビーのコーチが次の試合の集合場所や時間や持ち物を説明している時に内容がわからないと、試合に出られない。必死に聞かないと自分にマイナスになる、あるいは、必死に聞けば自分にとってプラスになるという状況。そういう状況に身を置き、それに加えて、必死に聞くという態度を取ることで、英語力が伸びる。

だから、学校で単位をしっかりと取るという目標がある留学生、ラグビーがうまくなりたいという動機がある学生などは、自然と必死で英語を聞く。言い換えれば、何か一つでも、目標や強い動機を持っている留学生は、英語力が伸びるのも速い。逆に、目の前の英語での会話を理解できなくても自分に大きな影響がない、つまり、留学の目標や動機がなくて何となく毎日過ごしている学生は、必死で聞く態度を取る必要がなく、英語力の伸びも遅くなる。

留学をスタートさせてすぐの学生、あるいは、なかなか英語力が伸びずに悩んでいる学生は、「これを理解すれば」「これを理解しないと」という切羽詰まった状況に自分を追い込むような目標、動機を持って、さらに、必死で英語を聞くという態度を取ることで、英語力、特に聞く力が伸びると思う。