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ラグビー王国ニュージーランド。男の子は生まれたその日からベビーベッドの脇にラグビーボールが置かれるというお国柄だ。

そのニュージーランドでも、サッカーをする人もだんだん増えてきている。ニュージーランドのラグビーユニオンにあたる、ニュージーランドフットボールという組織があり、ASBプレミアシップ(ニュージーランド・フットボール・チャンピオンシップ)というアマチュアの大会も行われている。このASBプレミアシップは、Auckland City、Canterbury United、Hawke’s Bay United、Otago United、Team Wellington、Waikato FC、Waitakere United、YoungHeart Manawatu、という国内の8チームが参加している。ただ、首都のウエリントンには、Wellington Phoenix というチームもあるのだが、このチームはニュージーランド国内ではなく、オーストラリアのA-リーグに参加している。また、ニュージーランドの国の代表チームは、男子はオールホワイツ、女子はフットボールファーンズという名前だ。

そして、先日の日曜日、ロトルアのインターナショナルスタジアムで、ウエリントン・フェニックス 対 ニュージーランドA(オールホワイツの一つ下のチーム)の試合が行われた。ロトルアに長く暮らしているけれど、このレベルのサッカーの試合がロトルアのスタジアムで行われたのは、初めてだと思う。

午後2時半からのキックオフだったけれど、ゲートオープンは午前10時。日曜日ということもあり、たくさんの子ども達や家族連れがスタジアムを訪れていた。そして午後2時半のキックオフには、約3千500人ほどの観客が詰め掛けた。

試合はフェニックスが先行したけれど、最後は1対1の同点。初めてのロトルアスタジアムでのサッカーの観戦を、ロトルア市民も楽しんだと思う。そして試合の後は、選手達がサインや写真撮影に気軽に応じてくれた。

ニュージーランドと言えばラグビー、というのはずっと変わらないけれど、ラグビー以外のスポーツも、意外と人気があるのだ。